宮城県産「あやこがね(彩黄金)」の特集です。

「あやこがね」は平成14年9月4日に登録となった「東山124号(後の「ホウレイ」)」に「エンレイ」を交配して育成された品種。エンレイよりやや晩熟で多収性の中生種。ダイズモザイク病に抵抗性があり褐斑粒の発生が少ない。蛋白及び糖分を豊富に含み、豆腐、味噌、納豆などに優れた加工適正を示す。現在、栽培されている地域は新潟や北陸、東北では宮城が主要生産地となっており、宮城県は年間約800トンを生産。

生育状況 概 況
平成17年6月6日宮城県登米郡六軒屋敷転作組合好天気の中、播種作業が行われた。当日の作業は5町(田んぼ50枚)約15000坪に播種。所要時間は5名で約8時間かかった。種子は10a当たり約3.5kg使用。薬剤による種子の消毒はここ六軒屋敷転作組合では行っていない。播種と同時に施肥も行われた。使用肥料は《大豆専用一発522》。昨年の播種は6月5日。

6月中旬、播種から10日後の状態で葉も10cmほどに伸び1回目の培土の時期に来ている。降雨も適度にあり、生育は順調のようである。又、20cm位に葉が伸びてきたら追肥が必要になる。但し、播種の時、施肥として大豆専用肥料を施用した場合は追肥の必要がない。

7月15日、2回目の培土。(草丈、葉数増加、花芽分化)(本葉6〜7葉期に初生葉節まで)*培土は遅くても開花の10日前までに終わらせる。この地区で、一番広い2町8反の畑は今年で2年目になるが、茎の伸びが他の畑より3〜5cmほど高い。
茎の伸びが良いのはいいのだが、花と花の間隔があまりあくと受粉の時に影響がでるのではと心配している。

生産者はこれから、虫の発生に気を付けなくてはならない。今後次の病害虫防除を行っていく。
・カメムシ類
 トレボンエアー使用 2回以内収穫14日前まで
・紫斑病
 ベルクートフロアブル 4回以内収穫7日前まで
 トップジンMゾル 4回以内収穫14日前まで
 (以上は、無人ヘリにて散布)
・カメムシ類
 マメシンクイガ ダイズサヤタマバエ
 スミトップ 4回以内収穫21日前まで
・紫斑病
 M粉剤
 (以上は地上防除)


8月2日,18日と、ほ場を回った。丈の伸びは80〜90cmと成長しているが少し伸びすぎかも知れない。花も開花期に入り順調に開花している。他のほ場で一部湿害が見られたが「あやこがね」のほ場に関しては見受けられない。一部アブラムシの被害が見られたが、早めの処置をしたため大事には至っていない。少し丈の伸びが高いのでこれからの台風や強風の影響で倒伏が懸念される。

9月15日現在、サヤつきは平年並みだが7、8月の段階で心配されたように茎が伸びすぎてしまい、花と花の間隔が少し空きすぎの傾向。これにより一部地域だがサヤが平均的に付かず、一箇所に固まってしまった。台風などの強風で倒伏し、汚粒が発生することや刈り取りの遅れに繋がることが懸念されるが、それ以外はほぼ順調に生育している。

11月5日、完熟となりいつでも刈り取りができる状態になっている。一部サヤから実もこぼれているものもあった。この日は茎に若干水分が残っていることから、刈り取りは後日に延長された。写真は現地交流会にて産地を視察している横浜豆腐商工業協同組合員(今回は青年部も同行)と生産者の皆さん。

11月14日、茎の水分も抜けて刈り取りとなった。11月5日に視察をした畑(2町4反)は4時間半の作業時間を要した。これから選別の工程に入る。収量は選別をして見ないと正確には解らないが、例年並みと思われる。収穫された大豆を見る限り紫斑病や汚粒などは見られない。

収穫後、選別機械により茎やサヤなど夾雑物が除去され大粒、中粒、小粒に分けられる。大粒は色豆、皮切れ、しわ豆など機械選別で取りきれない物をさらに手選別にて除去される。その後、検査場に運ばれ等級検査が行われる。

検査場に運ばれた大豆は、検査官により厳正な格付けが行われる。最初に、その品種に間違いないかどうか色、形などから検査される。その後、水分が検査され、色豆(紫斑など)の混入率、割れ豆の混入率,欠け豆の混入率、しわ豆などの混入率により等級付けされる。

等級格付け(1等、2等、3等、特定加工)された大豆は指定倉庫に集約される。集約倉庫内の大豆は低温保管され年間安定した品質が保たれる。

集荷された大豆は落札した各入札業者に引き渡される。契約栽培の大豆も同様にそれぞれ契約業者に引き渡される。引き渡された大豆は、入札業者の倉庫に再度保管される。
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